里塚斎場・山口斎場の火葬料|札幌市営は2026年4月から12歳以上・市内16,000円(市民無料は終了)

まず、この記事の要点

里塚斎場・山口斎場(札幌市営2斎場)の火葬料は、火葬場条例の改正で2026年4月1日の火葬場使用分から12歳以上・市内16,000円(12歳未満13,000円)になりました。市外は12歳以上54,000円です。改定前後の料金表と葬祭費3万円を並べ、直葬の支払いを検算します。

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筆者は本記事で扱うサービスの利用経験はありません。当サイトは本記事の広告から報酬を受け取ることがあります。本記事は自治体・省庁の公式情報と公開データを整理したものです。

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札幌市は火葬場条例を改正し、令和8年(2026年)4月1日の火葬場使用分から火葬料を改定しました。これにより、それまで札幌市民は無料だった火葬料が、市内16,000円・市外54,000円(12歳以上)になりました。ここに火葬式(直葬)プランの定価(税抜106,000円〜229,000円・火葬料は別途)を足して葬祭費3万円を差し引くと、札幌市民の直葬の実質負担は92,000〜215,000円です。なお自社DBの9プラン全体の定価下限は90,000円ですが、これはイオンのお葬式「シンプル火葬プラン」の額で、対応は東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県の斎場(火葬場)利用限定(一部利用不可地域あり)と公表されています。札幌市の斎場はこの対応地域に含まれないため、本記事の検算では下限から外しています(③で詳述)。

プラン価格は定価で置いています。資料請求の割引を当てにした金額は、読者が資料請求してはじめて成立する金額なので、検算の基準額には使いません(割引額は③に注記としてまとめています)。

いま「札幌 火葬 無料」で検索すると、無料と書かれた記事が複数出てきます。それらがいつ書かれたものかを当サイトでは確認していないため、改定前に書かれた記事が残っているのか、改定後に書かれたものなのかは、ここでは断定できません。制度が変わったので、金額が変わりました。 それだけの話ですが、見積書を見る前に知っているかどうかで、心の準備が16,000円分変わります。

① 里塚斎場・山口斎場の火葬料は何がいつ変わったか(札幌市公式・更新日2026年2月1日)

札幌市の公式ページには、次のように記載されています。

札幌市火葬場条例(昭和59年条例第9号)を一部改正し、令和8年4月1日の火葬場使用分から、火葬場使用料の改定を行います。

(出典:札幌市「斎場利用のご案内」・更新日2026年2月1日・2026-08-16確認)

対象は里塚斎場・山口斎場の2斎場です。改定の前後を並べます。

改定前(〜令和8年3月31日の火葬場使用分)

改定前の公式表は「種類/単位/金額」の3列で、市内・市外という区分の列がありません。掲載どおりに再掲します。

種類単位金額
火葬炉 ★12歳以上1体につき49,000円
火葬炉 ★12歳未満1体につき40,000円
★死胎(死産)1体につき23,000円
★埋葬体(土葬体)1体につき12,000円

表の下に、次の注記が付いています。

★印…札幌市民は無料です。なお、死胎(死産)においては、出産した者が札幌市民の場合に無料となります。

つまり改定前のページは「市外」という語を使わず、★印と注記で「札幌市民は無料/それ以外は掲載額」を表していました。この読み方に立つと、49,000円は札幌市民以外に適用されていた額ということになります。

※自社DBが行として持っているのは改定後の額で、改定前の49,000円・40,000円は同DBの備考欄、死胎23,000円・埋葬体12,000円は札幌市の公式ページから直接引いています。

改定後(令和8年4月1日の火葬場使用分〜/現行)

区分市内市外
火葬炉 12歳以上の死体16,000円54,000円
火葬炉 12歳未満の死体13,000円44,000円
死胎8,000円25,000円
埋葬された死体4,000円13,000円

(いずれも出典:札幌市・上掲・2026-08-16確認)

変化を一言でまとめると、札幌市民は0円→16,000円です。市民の負担が新たに発生した点が、この改定の実質的な中身です。なお改定前の公式表には市内・市外という区分の列そのものがないため、改定前の49,000円を改定後の市外54,000円と同じ区分の額として並べられるかは、当サイトが確認した公式の記載からは確認できませんでした(★印の注記から「札幌市民以外に適用されていた額」と読めますが、「市外」という語は改定前の公式表には使われていません)。

なお公式ページには、火葬炉のほかに特別控室・霊安室・火葬済証明手数料などの項目も掲載されています。実際に使う項目と金額は、利用時に公式の料金表で確認してください。

② 葬祭費:札幌市は3万円

故人が加入していた健康保険から、葬祭を行った人に葬祭費が支給されます(自社DB/2026-08-16確認)。

制度金額備考
国民健康保険30,000円出典:札幌市「死亡したとき(葬祭費)」
後期高齢者医療(原則75歳以上)30,000円北海道後期高齢者医療広域連合(申請は札幌市の窓口)。出典:札幌市「後期高齢者医療制度の葬祭費(申請手続の案内)」

札幌市の3万円は、本サイトで確認した6都市(東京23区7万円/横浜市・大阪市・名古屋市5万円/札幌市・福岡市3万円)の中で最も低い水準です。東京23区とは4万円の差があります(→ 葬祭費はいくらもらえるか——6都市の実額一覧(3万〜7万円))。

したがって札幌市では、「火葬料が新たに16,000円かかるようになり、給付は3万円」という組み合わせになります。給付で火葬料は賄えますが、その差は14,000円です。葬祭費も申請しなければ支給されません(→ 葬祭費の申請期限は2年——時効で消える給付金の申請手順)。

③ 民間の葬儀費用相場(出典つき・幅で見る)

火葬場の使用料は総額の一部です。葬儀社に払う費用が別にかかります。

  • 火葬式(直葬)プランの定価レンジ:税抜90,000円〜229,000円。母集団は、火葬料が別途であるとサイトに明記している3社9プラン(小さなお葬式・よりそうお葬式・イオンのお葬式)に限定しています。自社DBは5社12プランを収録していますが、火葬料が別途か込みかの記載を確認できなかった2社は、足し算の条件がそろわないため外しました(出典:各社公式・2026-08-17確認。9プランの内訳は 直葬・火葬式の実額——公営火葬場を使うと総額いくらか)
  • レンジの両端に付く条件:9プラン全体の下限はイオンのお葬式「シンプル火葬プラン」の90,000円(税抜)ですが、これは「〜」付きの最低価格表記で、対応は東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県の斎場(火葬場)利用限定(一部利用不可地域あり)と公表されています。札幌市の里塚斎場・山口斎場はこの対応地域に含まれないため、札幌で読むときはこのプランを下限から外します。 残る8プランのうち定価が最も低いのはよりそうお葬式「火葬式直葬プラン」の106,000円(税抜・対応地域は全国と公表)なので、本記事の検算に使うレンジは税抜106,000円〜229,000円です。上限は小さなお葬式「自宅安置プラン」の229,000円(税抜)。税抜でそろえているのは、当サイトが確認した範囲では小さなお葬式が通常価格を税抜のみで掲載しており、税込の併記を確認できなかったからです(よりそうお葬式は定価を税抜106,000円/税込116,600円と併記しています)
  • 資料請求の割引は「定価から下がる」注記として扱います:小さなお葬式は無料資料請求で5万円割引で、ホール安置プランなら定価209,000円→159,000円(税込174,900円)になります。同社の火葬式で最も安いプランは「お別れプラン」で、定価139,000円→89,000円(税込97,900円)です。よりそうお葬式は事前資料請求などで3万円引(申込前日までに資料請求とあんしん準備シート記入・会員限定の割引額)。割引後の価格は、読者が資料請求という行動を取ってはじめて成立する価格なので、下の検算の基準額には使いません
  • 火葬料はどのプランでも別途です。小さなお葬式の公式ページには「火葬料金は別途お客様負担となります」と明記されています(出典:小さなお葬式・2026-08-17確認)
  • 全国平均:葬儀費用の総額は118.5万円、形式により42.8万〜161.3万円(出典:鎌倉新書「第6回お葬式に関する全国調査(2024年)」・2026-08-25に原典で確認)。より新しい第7回〈2026年〉は総額96.73万円・形式別49.56万〜122.01万円だが、第7回は中央値で第6回の平均とは統計量が異なる

「火葬料金は別途」という但し書きは、札幌では改定前まで実害がありませんでした。 市民は火葬料が0円だったからです。改定後は、この但し書きがそのまま16,000円の追加になります。プラン価格だけを見て総額を想像すると、その分だけずれます。

④ 総額の検算:里塚斎場・山口斎場で直葬はいくらか(改定前後の比較つき)

公式料金を1つの算数にします。プラン費用は③の札幌向け定価レンジ(税抜106,000円〜229,000円・火葬料は別途。札幌で使えない首都圏限定プランは除外済み)、火葬料は札幌市公式の実額、給付は葬祭費3万円です。各欄の左の数字がレンジ下限のプラン、右の数字が上限のプランを選んだ場合を表します。

プラン費用は税抜の定価なので、実際にはここに消費税が加わり、資料請求の割引を使えばその分下がります。

条件プラン定価(税抜)火葬料小計葬祭費実質負担
札幌市民(改定前・参考)106,000〜229,000円0円106,000〜229,000円−30,000円76,000〜199,000円
札幌市民(現行)106,000〜229,000円16,000円122,000〜245,000円−30,000円92,000〜215,000円
市外(札幌の斎場を使用・現行)106,000〜229,000円54,000円160,000〜283,000円−30,000円※130,000〜253,000円

※市外の方の葬祭費は故人の住所地の保険者から支給されるため、金額は自治体により異なります(本サイトが確認した6都市では3万〜7万円でしたが、全国の全自治体を確認したものではないので、この幅に必ず収まるとは言えません)。上表は仮に3万円とした参考値です。

同じ内容の直葬で、改定前と比べて16,000円増えています。 改定前の76,000〜199,000円が、現行では92,000〜215,000円。どのプランを選んでも増えるのは16,000円ちょうどです。これは葬儀社の値上げでも見積もりの上振れでもなく、条例改正による公定価格の変更です。逆に言えば、この16,000円は誰と交渉しても動きません。市外の方が札幌の斎場を使う場合は130,000〜253,000円になります。

動かせるのは葬儀社に払う側で、こちらの幅は123,000円(106,000円と229,000円の差)あります。改定で増えた16,000円より、どのプランを選ぶかのほうが総額を大きく動かします。

6都市の中での位置

現行の市民料金で並べると、札幌市16,000円は真ん中あたりに位置します。

都市市民の火葬料(大人)葬祭費
名古屋市5,000円50,000円
大阪市10,000円50,000円
横浜市12,000円50,000円
札幌市16,000円30,000円
福岡市20,000円30,000円
東京23区(臨海斎場・組織区民)44,000円70,000円

(いずれも自社DB/各自治体公式・2026-08-16確認。詳細は 火葬料金の6都市比較——住民5,000円から59,600円まで)

「無料」と書いてある記事を見たときの確認方法

制度が変わった直後は、古い情報と新しい情報が同時にネット上に存在します。確認の手順は1つだけです。

  1. 札幌市の公式ページ(斎場利用のご案内)を開く
  2. ページ上部の「更新日」を見る
  3. 料金表の見出しに「令和8年4月1日火葬場使用分からの火葬場使用料」と書かれた表を読む

公式ページには改定前後の両方の表が併記されているため、どちらの表を読んでいるかだけ注意してください。本記事の数字は、更新日2026年2月1日版の掲載内容を2026年8月16日に確認したものです。

よくある質問(FAQ)

Q1. いつの火葬から16,000円になりますか? 「令和8年4月1日の火葬場使用分から」です(出典:札幌市・上掲・2026-08-16確認)。基準は申込日や死亡日ではなく、火葬場を使用する日です。

Q2. 札幌市民であることはどう判定されますか? 公式表は「市内/市外」の区分で掲載されています。故人と喪主の住所地が異なる場合の取り扱いは、斎場または市の担当窓口へ確認してください。市外料金は市内の3倍以上(16,000円→54,000円)になるため、確認の価値があります(→ 市外の火葬場を使うと何倍払うのか——市民/市外料金の6都市比較)。

Q3. 火葬料が有料化された分、葬祭費は増えましたか? 本記事で確認した範囲では、札幌市の葬祭費は国民健康保険・後期高齢者医療とも30,000円です(出典:札幌市・上掲・2026-08-16確認)。火葬料の改定と給付額は別の制度なので、連動していません。

Q4. 葬儀社の見積もりに火葬料が入っていません。抜けているのでしょうか? 抜けているのではなく、別立てで発生する実費です。当サイトが確認した3社9プランは、いずれも火葬料が別途で、小さなお葬式の公式ページには「火葬料金は別途お客様負担となります」と明記されています(出典:小さなお葬式・上掲・2026-08-17確認)。札幌市民なら現行16,000円を足して総額を考えてください。

Q5. 里塚斎場と山口斎場で料金は違いますか? 本記事で確認した公式掲載では、火葬場使用料は2斎場共通で示されています(出典:札幌市・上掲・2026-08-16確認)。予約状況やアクセスは異なるため、日程は葬儀社と斎場の空きで調整することになります。


※料金・給付額は改定されます。本記事の公営料金・給付額は2026年8月16日時点で札幌市公式ページ(更新日2026年2月1日)および各公式ページから、民間プランの定価・割引条件は2026年8月17日時点で各社公式ページから確認したものです。利用時は必ず最新の公式情報(札幌市・北海道後期高齢者医療広域連合)で確認してください。本記事は特定の斎場・葬儀社・他媒体の批判を目的とするものではありません。

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出典

  • 札幌市 斎場利用のご案内 (2026-08-16 取得) 更新日2026年2月1日。札幌市火葬場条例(昭和59年条例第9号)の一部改正により令和8年4月1日の火葬場使用分から改定。改定前は札幌市民無料(12歳以上49,000円)、改定後は市内16,000円/市外54,000円。対象は里塚斎場・山口斎場
  • 札幌市 死亡したとき(葬祭費) (2026-08-16 取得) 国民健康保険の葬祭費30,000円
  • 札幌市 後期高齢者医療制度の葬祭費(申請手続の案内) (2026-08-16 取得) 北海道後期高齢者医療広域連合の葬祭費30,000円。申請窓口は札幌市
  • 小さなお葬式 お別れプラン (2026-08-17 取得) 同社の火葬式で最も安いプラン。定価139,000円(税抜)/無料資料請求の割引後89,000円(税抜)・97,900円(税込)。「火葬料金は別途お客様負担となります」の明記
  • 小さなお葬式 ホール安置プラン (2026-08-17 取得) 定価209,000円(税抜)/無料資料請求の割引後159,000円(税抜)・174,900円(税込)。「火葬料金は別途お客様負担となります」の明記。同社の最安プランではない
  • 小さなお葬式 自宅安置プラン (2026-08-17 取得) 定価229,000円(税抜)/割引後179,000円(税抜)・196,900円(税込)。本記事の定価レンジの上限
  • よりそうお葬式 火葬式直葬プラン (2026-08-17 取得) 定価106,000円(税抜)・116,600円(税込)/事前資料請求などの割引後76,000円(税抜)・83,600円(税込)。火葬料金が別途必要である旨をページに明記
  • イオンのお葬式 シンプル火葬プラン (2026-08-17 取得) 90,000円(税抜)・99,000円(税込)からの「〜」表記。資料請求割引の対象外である旨が記載され割引後価格の掲載なし。「火葬場使用料・控え室料は含まれておりません」とページに明記(自社DB minkan_plan_ryoukin に収録・2026-08-17確認)。東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県の斎場(火葬場)利用限定。札幌市の里塚斎場・山口斎場はこの対応地域に含まれないため、本記事の札幌向け検算では下限から除外している
  • 鎌倉新書 【第7回】お葬式に関する全国調査(2026年) (2026-08-25 取得) 第6回より新しい調査。集計統計が平均から中央値に変わっている(根拠は同社 調査結果全文 https://www.e-sogi.com/guide/60603/ の注記『※第7回(2026年調査)までの調査結果を、中央値で再集計を実施。』および『前回の調査(94.21万円)から約2.5万円の増加となっています。』)。2026-08-25に原典へ再取得して逐語照合=『②葬儀費用の総額は96.73万円。』『一般葬が122.01万円(前回比+0.63万円)、家族葬が96.39万円(同+6.49万円)、直葬・火葬式が49.56万円(同+1.71万円)、一日葬が74.43万円(同+1.99万円)となりました。』。第6回の平均118.5万円と第7回の中央値96.73万円は統計量が異なるため、並べて増減を読むことはできない
  • 鎌倉新書 【第6回】お葬式に関する全国調査(2024年) (2026-08-16 取得) 第6回が公表した値は平均。葬儀費用の総額平均118.5万円/形式別42.8万〜161.3万円(2026-08-25に原典で確認)

最終更新: 2026-09-20